2013-11-05 第185回国会 参議院 経済産業委員会 第2号
実際、今年の四月に、いわゆる中小の企業が開発をした金属とプラスチックのナノテクの接合技術について国際提案が正式に承認されたという具体的な中小企業の事例もございますので、こういった制度も活用しながら、積極的に中小・小規模企業の標準化に対する支援、これを行ってまいりたいというふうに考えております。
実際、今年の四月に、いわゆる中小の企業が開発をした金属とプラスチックのナノテクの接合技術について国際提案が正式に承認されたという具体的な中小企業の事例もございますので、こういった制度も活用しながら、積極的に中小・小規模企業の標準化に対する支援、これを行ってまいりたいというふうに考えております。
特に、我が国が国際標準化の提案を迅速に行えるよう、業界コンセンサス、日本はどうしてもこういうのが好きなんですが、この業界コンセンサスを必須としないで主要企業の技術を核として国際提案ができる新たな制度、トップスタンダード制度と呼んでおりますが、これを創設をしたところでございます。
具体的には、今先生もお話がございましたけれども、社会ニーズ分野の国際標準化に関しましては、高齢者や障害者に配慮いたしました設計技術であるアクセシブルデザインに関するJIS規格、これは今既に幾つかございますけれども、これをベースにいたしまして、日中韓で共同してISOへの国際提案を、これは昨年の十一月でございますが、行っております。
それからもう一つは、その成果を早い段階から国際提案していくという段取りのところも工夫したいということで、研究開発と標準化の一体的な推進ということで、今関係者の間でコンセンサスづくりに努めているところでございます。 それから、具体的に、国際的な機関、議論の場で日本発の規格をとっていくということでございます。
さらに、福祉用具の分野におきまして、国際化の進展に伴いますグローバルな視点も重要でございまして、ISOに対して障害者への配慮の必要性について国際提案を行い、ISO・IECガイド71、これは規格作成における高齢者、障害者のニーズの配慮ガイドラインと、こう申しますが、これを作成いたしました。
○政府委員(田中正躬君) 先生御指摘のQS9000は、アメリカの自動車会社が自分たちの取引に使っている規格をISOの9000を変えることによってつくった規格でございますけれども、これをISOの9000の一つのシリーズの中に加えたいという、そういう国際提案をすべき提案を現在行っていると聞いております。